日立ヘルシーシェフの2022年度モデル、MRO-S8AとMRO-S7Aの違いを調べました。
MRO-S8AとMRO-S7Aは、ヘルシーシェフの過熱水蒸気オーブンレンジの1段タイプになります。
違いは6つありました。
単純に容量だけで比較すると、MRO-S8Aは31Lでファミリー向き、MRO-S7Aは22L で2人暮らし向きということになります。
その他の違いは本文で詳しくご紹介しますね。
個々の事情や使い方に合ったものを選ぶ参考にしていただけたらと思います。
それぞれの機種をおすすめする人と、MRO-S8AとMRO-S7Aに共通の機能や特徴についてもまとめています。
容量31LのワイドオーブンMRO-S8Aはこちら↓
容量22LのMRO-S7Aはこちら↓
MRO-S8Aとほぼ同じサイズの上位機種MRO-W1Aとの違いを比較した記事はコチラ↓
MRO−S8AとMRO−S7Aの違い
日立ヘルシーシェフのMRO-S8AとMRO-S7Aには、6つの違いがあります。
- カラー
- 容量・庫内有効サイズ
- レシピやオートメニューの数
- 自動トースト機能の有無
- 2品同時あたため機能の有無
- 本体サイズ・重さ
ひとつひとつ違いを説明していきますね。
カラー
MRO-S8Aは、ホワイトとブラックの2色。キッチンに調和するマットな質感のシンプルなカラーです。
MRO-S8A-W(ホワイト)
MRO-S8A-K(ブラック)
MRO-S7Aは、レッドのみとなっています。
MRO-S7A
容量・庫内有効サイズ
冒頭で触れましたが、MRO-S8AとMRO-S7Aは容量が違います。
MRO-S8A:31L
MRO-S7A:22L
一般的に、「一人暮らしなら20L以下」「3人家族以上なら25L以上」が目安とされています。
これにならうと、
31LのMRO-S8Aは、3人以上のファミリーサイズ。
22LのMRO-S7Aは、2人暮らしに丁度良いサイズということになります。
庫内有効寸法(幅×奥行き×高さ)は、
MRO-S8A:40.1×34.4×21.8cm
MRO-S7A:29.5×32.3×21.3cm
MRO-S8Aは、一度にたくさんの食材を並べて焼けるワイドオーブン。
庫内が広いので、大皿料理もあたためられます。
ローストビーフなどの大きめな食材の調理もしやすいですね。
MRO-S7Aでは、横幅が10.6cm小さく、横幅より奥行のほうが2.8cm長めになっています。
標準的なコンビニ弁当は余裕で入る広さです。
レシピやオートメニューの数
webレシピ集に掲載されているレシピ数と搭載されているオートメニューの数は、MRO-S8Aのほうが多いです。
MRO-S8A | MRO-S7A | |
---|---|---|
レシピ数 | 142 | 121 |
オートメニュー数 | 116 | 94 |
オートメニューで自動で作ってくれている間に、他の用事を済ませたり、もう一品作ることもできるので、時間を有効活用できちゃいます♪
オートメニューには、
- クックパッドで殿堂入りしたレシピを作ってくれるメニュー
- 10分以内(下ごしらえの時間は含まない)でできるスピードメニュー
- ノンフライで油を使わないヘルシーな揚げ物を作るメニュー
などなど、非常に魅力的な料理が含まれています。
クックパッドの殿堂入りレシピは、1000人以上のユーザーから美味しいと好評な人気レシピです。
ハズレのないレシピをオート調理してくれるのなら間違いないですね!
ただ、クックパッド殿堂入りレシピに関しては、MRO-S7Aのオートメニューにありませんでした。
スピードメニュー、ノンフライのメニューもMRO-S8Aのほうが4〜6個ほど多くなっています。
MRO-S8A | MRO-S7A | |
---|---|---|
クックパッド殿堂入りレシピ | 5 | 0 |
スピードメニュー(10分メニュー) | 28 | 22 |
ノンフライ | 18 | 14 |
特に、揚げ物は調理中ずっとついていないといけないのが大変ですが、ヘルシーシェフならオート調理してくれるので安心安全!小さいお子様がいても気軽にできますね。
なにより、油の後片付けから開放されるのがうれしい♪
唐揚げやとんかつ、野菜の天ぷらもヘルシーシェフならおまかせできちゃいます。
料理のレパートリーを増やしたい人や、より多くのオート調理を利用して手間や調理時間の短縮をしたい人はレシピ数とオートメニューが充実しているMRO-S8Aのほうが満足できるかもしれませんね。
MRO-S8Aよりは数が少ないものの「MRO-S7Aでも十分」という方もいると思います。
オートメニューには他にも、
- 下ごしらえして冷凍しておいた食材を解凍から焼き上げまでしてくれるメニュー
- 冷凍食品をレンジ&オーブン加熱でパリッと仕上げてくれるメニュー
があり、MRO-S7Aにも搭載されていますよ。
MRO-S7Aはトーストのオートメニューがある
トースターをお持ちでなかったり、あまり物を増やしたくない方には重要なポイントですよね。
MRO-S7Aはトーストのオートメニューがついています。
MRO-S8A:手動で約16〜25分
MRO-S7A:オートで約8〜9分
MRO-S8Aもトースト出来なくはないのですが、手動でオーブンの設定が必要です。
210℃で9〜12分加熱して庫内をあたため→食パンを入れて5〜8分→途中で裏返して2〜5分。
かなり面倒なうえ時間がかかるので、MRO-S8Aで日常的にトースト焼くことは難しいと思われます。
トーストの仕方が気になる方はこちらのwebメニュー集でご確認くださいね。→MRO-S8Aのトーストの仕方
MRO-S7Aはトースターよりは時間がかかりますが、オートメニューで自動で焼けるので許容範囲の方もいるかもしれません。→MRO-S7Aのトーストの仕方
MRO-S8Aは2品同時あたためができる
MRO-S8Aは、2品を同時にあたためることができます。
「常温×常温」「冷蔵×冷蔵」はもちろん、「冷蔵×常温」や「冷凍×冷蔵」のように温度の違う2品も、同じくらいの量なら同時にあたためることができます。
冷凍ご飯と冷蔵のおかずといった組み合わせを一度であたためられますので、単身赴任や一人暮らしの方にピッタリな機能です。
1品の分量は100g〜300gにする必要があるのですが、一人分の量がちょうどそれくらいになりますよ。
ご飯茶碗一杯分のご飯が約150〜180g。「サトウのごはん」が200gです!
仕事やお子さんの塾などで、食事の時間がバラバラになることが多いご家庭でも重宝しそうな機能ですね。
残り物でササッとお昼を済ませたいときに使えそうです♪
本体サイズ・重さ
本体のサイズと重さも若干違います。
本体外寸(幅×奥行×高さ)
MRO-S8A:48.7×43.0×36.5cm
MRO-S7A:48.3×38.8×34.0cm
重さ
MRO-S8A:約15.5kg
MRO-S7A:約13.5kg
庫内サイズはMRO-S7Aの横幅のほうが10cm程度小さいのですが、不思議と外寸の横幅はほぼ同じくらいになっていますね。
奥行きは、4.2cmほどMRO-S8Aのほうが長くなっています。
MRO-S8A
MRO-S7A
どちらの機種も、背面壁ピッタリ仕様です!
左右は4.5cm、上方は10cm以上あける必要があります。
基本スペックの違いを比較
基本仕様や加熱方式を一覧にしました。違いがあるところにマーカーを引いています。
オーブン・グリルの出力と消費電力はMRO-S7Aのほうが大きいです。
年間消費電力量と年間電気代はMRO-S8Aのほうが高くなっています。
レンジ | MRO-S8A | MRO-S7A |
---|---|---|
最高出力(W) | 1000(オート時) | 1000(オート時) |
手動出力(W) | 800、600、500、200、100 | 800、600、500、200、100 |
最高消費電力(W) | 1450 | 1450 |
オーブン | MRO-S8A | MRO-S7A |
---|---|---|
段数 | 1段 | 1段 |
ヒーター | 上下平面ヒーター | 上下平面ヒーター |
出力(W) | 1210 | 1300 |
消費電力(W) | 1240 | 1340 |
最高温度(℃) | 250 | 250 |
温度調節(℃) | 100〜210 | 100〜210 |
発酵(℃) | 30・35・40・45 | 30・35・40・45 |
グリル | MRO-S8A | MRO-S7A |
---|---|---|
ヒーター | 上下平面ヒーターグリル | 上下平面ヒーターグリル |
出力(W) | 1210 | 1300 |
消費電力(W) | 1240 | 1340 |
MRO-S8A | MRO-S7A | |
---|---|---|
スチーム | 給水タンク式 | 給水タンク式 |
加熱水蒸気 | ボイラー式 | ボイラー式 |
MRO-S8A | MRO-S7A | |
---|---|---|
電源 | AC100V(50〜60Hz) | AC100V(50〜60Hz) |
年間消費電力量(kWh/年) | 79.3 | 70.4 |
年間電気代(目安) | 2141.1円 | 1900.8円 |
電気代は、実際に使用した電気量によって違ってくるので、あくまで目安になりますが、年間でこの程度なら気にすることなく使える印象です。
MRO-S8AとMRO-S7Aどっちがおすすめ?
日立ヘルシーシェフの過熱水蒸気オーブンレンジ1段タイプMRO-S8AとMRO-S7Aを比較したところ、次のような違いがあることがわかりました。
- MRO-S8Aはホワイトとブラックの2色/MRO-S7Aはレッドのみ
- MRO-S8Aは31Lのワイドオーブン/MRO-S7Aは22L
- レシピやオートメニューの数はMRO-S8Aのほうが多い
- MRO-S7Aはトーストのオートメニューがある
- MRO-S8Aは2品同時あたためができる
- 本体外寸と重さに大差はない(MRO-S7Aのほうが少しコンパクト)
- オーブンとグリルの出力や消費電力はMRO-S7Aのほうが少し大きい
- 年間電気代(目安)はMRO-S7Aのほうが240円程度お安くなりそう
以上の違いをふまえて、MRO-S8AとMRO-S7Aでは、それぞれどういった人におすすめかを考えてみました。
MRO−S8Aをおすすめする人
MRO-S8Aがおすすめなのは、次のような人です。
- キッチンに調和するシンプルな色で探している
- ファミリー暮らしで、大皿を使ってあたためることや調理量が多い
- よりたくさんのバリエーション豊かな料理をおまかせで作りたい
- 2品同時にあたためられたら便利と感じる場面がある
オートメニューや2品あたための機能が充実しているMRO-S8Aはこちら↓
MRO−S7Aをおすすめする人
MRO-S7Aをおすすめしたいのは、次のような人です。
- 単身や二人暮らしで大きな容量は必要ない
- オーブンレンジでトーストしたい
- レシピやオートメニューはある程度あれば十分
- できるだけ価格を抑えたい
MRO-S8Aより1万円以上安くて、必須の機能はすべて揃っているMRO-S7Aはこちら↓
MRO−S8AとMRO-S7Aの共通の機能や特徴
両機種に共通の機能や便利な特徴についてまとめました。
食品の重さに合わせてオート調理
食品の重さをはかる重量センサーが搭載されているので、重さに合わせたオート調理が可能になっています。
重さをはかるので、レンジやオーブンを使った直後の庫内温度が高い状態でも、続けてオートのあたためをすることができます。
外して丸洗いテーブルプレート(オーブン兼用)
テーブルプレートは汚れても外して丸洗いできます。
しかも、あたためもオーブン調理も同じテーブルプレートでOKなので、テーブルプレートを庫内に入れっぱなしでいいんです。
置き場所に困るなんてことがありません。
お手入れがしやすい
- フラット庫内でサッと拭ける
- 庫内側面・背面はシリコン系塗装で、汚れが落としやすい
- 給水タンクとつゆ受けは外して洗える
- 自動お手入れ機能つき(清掃、脱臭、水抜き)で簡単にお手入れできる
過熱水蒸気を使ったヘルシーメニューが得意
レンジ・オーブン・グリルに過熱水蒸気を組み合わせて、ヘルシーな料理をオートで作ってくれます。
過熱水蒸気は、水蒸気をさらに加熱した100℃以上の水蒸気です。
栄養素は保ったまま、油分や塩分を取り除いてヘルシーに調理することができるんです。
MRO-S8AとMRO-S7Aの違いとおすすめ:まとめ
MRO-S8AとMRO-S7Aの違いを比較して、どんな方におすすめかをまとめました。
また、共通の機能や便利な特徴についてもご紹介しました。
MRO-S8Aは、容量31L。ワイドな庫内で温度が異なる2品も同時にあたためることができます。
また、レシピ数とオートメニューがMRO-S7Aより多くなっていました。
3人以上など、家族の人数が多く調理量が多い方や、食べる時間がバラバラなご家庭、レパートリーを増やしたい方、よりたくさんのオート調理を活用したい方などにおすすめです。
単身の方でも「ご飯とおかずを一度にあたためたい」など、2品同時あたために魅力を感じる方では、機能が搭載されているMRO-S8Aのほうが便利かと思います。
2品同時あたためができてメニューが充実のMRO-S8A↓
MRO-S7Aの容量は22L。
MRO-S8Aより庫内の横幅が10cm程度小さく、2人暮らしの方にはちょうどいい大きさです。
本体外寸はMRO-S8Aとあまり変わりがありません。
トーストのオートメニューがあるので、どうしてもオーブンレンジでトーストする必要がある方はMRO-S7Aのほうが便利です。
お値段が1万円以上お安いので、レシピ数やオートメニュー数にこだわりがなく、2品同時あたためを活用することがなさそうでしたらでMRO-S7Aの機能で十分満足できるのではないかと思います。
お値段が比較的安く、トーストメニューがあるMRO-S7A↓