日立ヘルシーシェフの2022年モデル、MRO-S8AとMRO-W1Aの違いを比較しました。
MRO-S8Aは1段タイプの過熱水蒸気オーブンレンジです。
MRO-W1Aは2段タイプの過熱水蒸気オーブンレンジとなります。
容量は ほぼ同じですが、MRO-W1Aのほうが高性能で8つの違いがありました。
搭載されているセンサーや火力が違うため、MRO-W1Aはオートメニューの種類が豊富になっています。
詳しい内容や他の違いについては本文で説明しますね。
それぞれの機種をおすすめする人についてもまとめましたので参考にしてください。
MRO-S8AもMRO-W1Aも2色展開となっています。
1段オーブンレンジのMRO-S8Aはこちら↓
2段オーブンのMRO-W1Aはこちら↓
MRO-S8AとMRO-W1Aの違いを比較
MRO-S8AとMRO-W1Aは、オーブンの段数が違うほかにも8つの違いがありました。
- センサーの種類が違う
- レシピ数やオートメニューの数が違う
- レンジの設定可能なW数が違う
- 火力が違う
- 液晶と操作方法が違う
- サイズと設置方法が違う
- お手入れのしやすさが違う
- 付属品が違う
ひとつひとつ詳しく説明していきますね。
センサーの種類が違う
MRO-S8A:「重量センサー」「蒸気・温度センサー」の2種類のセンサーを搭載
MRO-W1A:「重量センサー」「温度センサー」「赤外線センサー」の3種類を搭載
センサーで重さや温度を測定することで、加熱量を調節しています。
なので、センサーの数や性能はあたためやオート調理の性能に深く関わっているんです。
MRO-S8Aは、「重量センサー」で食材の重さをはかり、「蒸気・温度センサー」で庫内の蒸気量と温度を測定しています。
このセンサーのおかげで、分量に合わせたオート調理が可能になっていますよ。
MRO-W1Aは、「赤外線センサー」で食材の表面温度も測定することが可能です。
加熱されている食品自体の温度も見極めながら、分量に合わせた調理をすることができます。
MRO-W1Aは、「重量センサー」と「センター赤外線センサー」による「Wスキャン機能」搭載。
解凍やあたためのムラを防ぎ、加熱の微調整が必要なオート調理が可能になっています。
レシピやオートメニューの数が違う
webレシピ集に掲載されているレシピの数や、ボタン一つで調理できるオートメニューの数が違います。
MRO-W1AはMRO-S8Aの2倍以上の数がありますよ。
MRO-S8A | MRO-W1A | |
---|---|---|
レシピ数 | 142 | 291 |
オートメニュー数 | 116 | 246 |
ヘルシーシェフアプリ | なし | あり |
オートメニューならボタンを押した後はおまかせ!その間に他のことができちゃいます♪
また、MRO-W1Aはスマホアプリと連携できて、毎日の献立決めや本体操作をサポートしてくれますよ。
おすすめのレシピを提案してくれたり、作りたいメニューが決まったらスマホから本体に設定を送ることもできて便利です♪
予熱や調理が完了したらプッシュ通知でお知らせしてくれるので、キッチンから離れても安心。
操作方法やお手入れ方法を確認したいときも、スマホからすぐにチェックできますよ。
通勤中やスーパーでもレシピ検索や材料のチェックができるので、お買い物にも便利♪
オートメニューの種類を詳しくみていきますと、
MRO-S8Aには、クックパッド殿堂入りレシピ、スピードメニュー、ノンフライメニューがあります。
MRO-S8A | MRO-W1A | ||
---|---|---|---|
クックパッド殿堂入りレシピ | 殿堂入りした人気料理をオートで手軽に作れる | 5 | 43 |
スピードメニュー | 10分以内でできる | 28 | 73 |
ノンフライ | 油を使わないで作るヘルシーメニュー | 18 | 23 |
どれも、数はMRO-W1Aのほうが多くなっていますね。
MRO-W1Aにだけ備わっているオートメニューもあります。
おうちパーティーで活躍しそうな豪華な肉料理が作れる「熱風旨み焼き」や、お店で出てくるような野菜の食感を生かした本格料理が作れる「野菜シャキシャキメニュー」は、高性能なMRO-W1Aのほうにしかついていません。
MRO-S8A | MRO-W1A | ||
---|---|---|---|
熱風旨み焼き | 肉料理をベストな焼き加減に調節して焼き上げる | なし | 17 |
野菜シャキシャキメニュー | 野菜の栄養や食感を残して調理 | なし | 11 |
食品メーカーコラボレシピ | 家にある調味料で作れる | なし | 24 |
簡単プラボウルメニュー | 耐熱プラスチックボウルで作る簡単料理 | なし | 76 |
最短1分スピードメニュー | もう1品ほしいときの簡単時短料理 | なし | 8 |
セットメニュー | トーストと卵料理などを同時に作る朝食セット | なし | 朝食セット |
以上のメニューはMRO-S8Aにはありませんでした。
料理のバリエーションを増やしたい方や、オートメニューを活用してその間の時間を有効活用したい方は、よりたくさんのメニューが内蔵されていて、アプリとの連携もあるMRO-W1Aが重宝しそうです。
熱風旨み焼きについてはコチラの記事も参考になれば↓
ちなみに、トーストも焼けます!ただ途中で裏返す手間がいります。
MRO-S8Aではかなりの時間がかかるので普段使いには向いていないかも。
MRO-S8A | MRO-W1A | |
---|---|---|
トースト(2枚の場合) | 手動予熱あり(要裏返し) | オート(要裏返し) |
約16〜25分 | 約5〜6分 |
レンジの設定可能なW数が違う
MRO-S8A:800W、600W、500W、200W、100W
MRO-W1A:1000W、600W、500W、200W、100W
手動で設定できる最高出力(W数)が、
MRO-S8Aは800W、MRO-W1Aでは1000Wとなっています。
800Wや1000Wの大きい出力は、調理済みの料理を加熱したいときに使うことが多いです。
MRO-W1Aのほうが、より短時間であたためることができますね。
両機種とも、オートでは最大出力1000Wが短時間(最大3分)使われるメニューがあります。
MRO-S8Aでは手動で1000Wに設定することが出来ません。
MRO-W1Aは手動で1000W最大5分までの設定が可能です。
火力が違う
オーブン、グリルの加熱に使われるヒーターの種類が違います。
MRO-S8AよりもMRO-W1Aのほうが火力が強いです。
オーブン | MRO-S8A | MRO-W1A |
---|---|---|
最高温度(自動) | 250℃ | 300℃ |
段数 | 1段 | 2段 |
方式 | ヒーター式 | 熱風式 |
ヒーター | 上下平面ヒーター | ダブル光速ヒーター |
MRO-W1Aは立ち上がりの早い「ダブル光速ヒーター」で庫内の温度が素早く上がります。
最高温度は300℃。5分足らずで200℃の予熱が完了しますよ。
背面のファンで風の流れをコントロールすることで、予熱時間を早めたり、熱風で全体を包み込んでムラなく均一に焼き上げます。
また、MRO-W1Aは2段あるので同時にたくさん焼くことができます。お菓子作りやパン作りをする人は2段あるほうが便利かもしれませんね。
MRO-W1Aは2段あるので、庫内灯も上下にLED2灯となっていますよ。
MRO-S8Aは白熱球1灯。
グリル | MRO-S8A | MRO-W1A |
---|---|---|
上下平面ヒーターグリル | 大火力平面グリル |
グリルは、MRO-S8Aは上下平面グリルヒーターで1210W。
MRO-W1Aは上面の大火力平面グリルヒーターで1300W。強い火力で表面をこんがり焼き上げます。
液晶と操作方法が違う
MRO-S8Aの液晶はバックライトなし。操作はボタンで行います。
MRO-W1Aはフルドット液晶のバックライト付き。ボタンとダイヤルで操作します。
MRO-W1Aはオートメニュー名や使用する付属品などの文字やイラストを液晶に表示できるので 、ドアガラスにオートメニューの印字がなくスッキリしています。
MRO-S8A |
MRO-W1A |
サイズと設置方法が違う
本体外寸(幅×奥行き×高さ)はMRO-S8Aのほうが一回り小さいです。
MRO-S8A:487×430×365mm
MRO-W1A:497×442×375mm
MRO-S8A
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MRO-W1A
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MRO-W1Aは背面も左右も壁ピッタリ仕様となっています。
MRO-S8Aは背面は壁ピッタリにつけても大丈夫ですが、左右に4.5cm以上あける必要があります。
左右の4.5cmを考慮すると幅は496mmとなり、置き場所はMRO-W1Aとほとんど同じスペースが必要になります。
上は両機種とも10cm以上あける必要があります。
庫内の有効サイズ(幅×奥行き×高さ)は、
MRO-S8A:401×344×218mm
MRO-W1A:401×322×218mm
となっていて、MRO-S8Aのほうが約2センチほど奥行きがあります。
そのため、MRO-S8Aのほうが本体サイズは小さいのですが容量は31Lと若干広く、MRO-W1Aの30Lとほぼ違いはありません。
MRO-W1Aは高性能ゆえに搭載されているものが多いからか、外寸は大きく庫内は小さくなるようですね 。
重さはMRO-S8Aが約15.5kg。
MRO-W1Aは約18kgとなっています。
お手入れのしやすさが違う
庫内にシリコン系塗装が施され、汚れがつきにくく落としやすくなっています。
MRO-S8Aは庫内側面と背面に塗装がされていますが、MRO-W1Aは背面にファンがあるため側面だけになっています。
MRO-S8AもMRO-W1Aもヒーターが露出していないフラット庫内!
サッと拭けるのは助かりますね♪
付属品が違う
MRO-S8Aはテーブルプレート1枚が付属しています。
オーブン兼用で、あたためのときもオーブン調理するときもこれ1枚で対応できます。
これなら出しておく必要がないので、置き場所に困ることもありませんね。
MRO-W1Aはテーブルプレート1枚と角皿2枚と焼網が付属しています。
焼網はオートメニューの熱風旨み焼きで肉料理を作るときに使うものです。
MRO-S8A
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MRO-W1A
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テーブルプレートは、外して丸洗いOK!
お手入れがしやすくて助かります♪
MRO-S8Aがおすすめな人
- レシピ数やオートメニュー数はある程度あればOK
- ドアガラスにメニューの印字があったほうが便利
- 少しでもお手入れがラクなことを重視する
- 付属品がついてきても置き場所がない
- できるだけ価格を抑えたい
MRO-W1Aがおすすめな人
- 高性能なオーブンレンジ機能で肉料理や野菜の食感を残した料理を作りたい
- たくさん活用する予定なので、バリエーション豊かなオートメニューがあったほうがいい
- 出先でもスマホアプリでスキマ時間に材料や作り方をチェックしたい
- トーストもしたい
- よくお菓子作りやパン作りをする
MRO-S8AとMRO-W1Aの違いとおすすめまとめ
1段オーブンレンジのMRO-S8Aと2段オーブンレンジのMRO-W1Aの違いを比較したところ、次のような違いがあることがわかりました。
- MRO-W1AのほうがWスキャン搭載で高性能
- レシピ数やオートメニューの数はMRO-W1Aのほうが豊富
- レンジの手動最高出力は、MRO-S8Aは800W、MRO-W1Aは1000W
- MRO-W1Aのほうが火力が大きい
- MRO-W1Aはダイヤルで操作できて、ドアガラスにメニューの印字がなくスッキリ
- 本体サイズはMRO-S8Aのほうが少しコンパクトで容量はほぼ同じ
- MRO-W1Aは背面も左右も壁ピッタリおける、MRO-S8Aは左右あける必要あり
- MRO-S8Aは庫内側面と背面にシリコン塗装、MRO-W1Aは側面のみ
- 付属品はMRO-S8Aはテーブルプレートのみで収納いらず、MRO-W1Aはプラス角皿2枚と焼網つきで様々な調理に対応
オート調理できるメニューの種類をそんなに重要視していない場合は、お手入れや付属品の収納が便利なMRO-S8Aが使いやすそうです。
ただ、値段の差が5000円程度でした。
この先何年も使うと考えると、ライフスタイルや考え方が変わったときに後悔のないようにMRO-W1Aにしておくのも良さそうかと思いました。
MRO-S8Aはドアガラスに印字がありますので、見た目が気にならなければ、パッと見で分かりやすくていいですね。
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火力やオートメニューの多さは、高性能なセンサーやヒーターを備えているMRO-W1Aに軍配が上がります。
バリエーション豊かな料理をおまかせで作りたい場合には、MRO-W1Aのほうがメニューの種類が多く、熱風旨み焼きや野菜シャキシャキメニューなどもできて満足度が高いと思います。
MRO-W1Aは、つきっきりでの料理が難しい忙しい人にも向いています。
多彩なオートメニューとアプリ連携で、賢く時間を有効活用できますよ。
お店で出てくるような料理をおうちで出せたら、家族も喜ぶし、普段の食卓が華やかになりそうですね。
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